INTERVIEW

大家族に見守られながら
のびのびと自由に
クリエイティブワーク!

EPISODE 01

企画設計部 Y
2020年入社 鶴崎工業高校 建築科卒

限られたチャンスを
和田組でつかんで設計士に。

保戸島を知っていますか? 豊後水道にぽつんと浮かぶ小さな島です。私は小学校に上がるまでその島で育った島っ子でした。父親は海に出ると2~3か月は帰ってこない貨物船の船乗りで、2つ上のお兄ちゃんと介護職の母と大工のじいちゃんの4人暮らしでした。男の子みたいにやんちゃで、何でも自分でやってみたい好奇心旺盛はその頃から。集中すると空気が読めなくなるのは今も同じで、ご飯だからと止められるまで家の絵を描いていたと、母が言っていました。じいちゃんの大工仕事を見ながら、建築はおもしろそうだなぁと関心を向けたことが、高専の建築科を目指すきっかけになったのだと思います。

でもいざ就職となると、地方は女性の工事事務や設計の採用が本当に少ない。せっかく建築を学んだのに、諦めて公務員になる同級生も多いんです。わずかに採用枠があった地元の設計事務所も考えましたが、下請けで指示される通りに淡々と図面を描くようなイメージがあって、自分には向いてないような気がしました。クリエイティブな仕事がしたかったんです。思い浮かんだことを形にできる、そういうチャンスをつかめる仕事に就きたいと。

ひらめきやアイデアが
活かせる成長の場。

和田組は設計部長が女性だということも驚きましたが、私のような駆け出しの勝手な妄想やひらめきにも、先輩たちがちゃんと耳を貸してくれます。正式な会議ではなく、オフィスの片隅で上司たちと肩を並べてアイデア出しすることもありますし、一人で集中している時には放っておいてくれる大らかさもあります。そういえば、つい最近も、みんなが帰ったことにも気づかずにオフィスで黙々と作業をしていたのですが、外出先から荷物を置きに帰ってきた先輩が、私の仕事が終わるまでさりげなく待っていてくれたんです。そういう優しさにはジーンとします。

元気の固まり!みたいに思われているのですが、遠慮して本音を言えなかったり、うまく吐き出せない時もあるんですよ。まだ分からないことも多いし、早く一人前になりたいと思うから、余計に力んで、できない自分に苛ついてしまうことも。そんな時に、「何かあった?」と先輩に声をかけられると、素直に心のうちを話せますし、同世代は一緒に乗り越えることが多いからこそ、何でもわかり合える。ライバルというより、兄弟のよう。和田組は私にとっては、もう一つの家族なんです。